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スコアリングシステムの基礎知識

カードローンやキャッシングの申し込みの際には、必ず審査が行われます。
この審査の元になる情報や審査基準を理解しておけば、無駄に不安がる必要もなく、事前に準備しておくこともできます。

審査は、以下のような流れで行われます。

  1. スコアリング
  2. 信用情報による審査
  3. 在籍確認・本人確認書類の確認
ラッキーくん

ここでは、審査の最初のステップであるスコアリングシステムと呼ばれる審査について説明していきましょう。

あなたが申込みフォームに記入した情報だけを見て行われる、センター試験の足切りのようなものです。

スコアリングシステムを理解する為のキーワード

まずは、このスコアリングシステムという審査が「いったい何をどんなふうに審査しているのか」を理解していただくため、基本となる

  • 属性
  • スコアリング

という2つのキーワードを紹介します。

スコアリングシステムとは?

属性

申込者の返済能力を判断するための基本となる情報です。
申し込み時に記入する情報がそれにあたり、以下の4つに分類できます。

▶本人に関する情報

年齢、性別、婚姻状況、子供の有無、同居家族の有無、年収、健康保険の種類、最終学歴と卒業年月、など

▶職業に関する情報

勤務先名、勤務先の分類(公的機関、法人、個人など)、勤務先の業種、勤務先の規模、雇用形態(正社員、派遣社員、事業主など)、職種、勤続年数、役職、収入の形態(固定給、歩合給など)、など

▶住居に関する情報

住居の種類(持ち家、賃貸)、居住年数、電話番号、住居経費額、など

▶借入に関する情報

他社からの借り入れ件数、他社からの借り入れ限度額、希望限度額、借り入れたお金の用途、など

申込書に記入する項目がすべて「属性」です。
スコアリングシステムはこの属性から、申込者を審査するわけです。

スコアリング

上記の属性それぞれについて点数をつけ、属性全体の合計点を算出するのが、スコアリングです。

それぞれの属性にあらかじめ点数が決められていて、自動的に計算されるので、自動審査と呼ばれます。

基本的には、貸し手(銀行・消費者金融)から見て、「この借り手(申込者)はきちんとお金を返してくれる」と推測できる属性ほど、高い点数になります。

自動審査が行われるタイミングはいつか

この自動審査は、申し込みを行った時点から開始されます。

特に、インターネットや自動契約機で申し込みを行った場合は、データを送信した瞬間から自動審査が始まると思っても間違いではありません。

属性情報を受け取ったシステムは、直ちにそれらの情報をスコアリングし、

  • 足切りにひっかかる(最低点に達していない)属性の有無
  • 総合点

によって申込者の返済能力と回収リスクを判断し、審査合否を決定するのです。

そのため、申し込んですぐに「仮審査の審査結果」を返すような消費者金融も多数あります。

スコアリングで重要視される項目は?

上記のようにスコアリングは申込書の内容を点数化して機械的に審査を行うものですが、具体的にはどのように数値化され、どう判断されるのでしょうか。

消費者金融にはいろいろありますが、基本的にその数値化基準は同じです。
重要視されると言われているのは

  • 収入
  • 勤務先の分類
  • 他社からの借入れ件数

これら3つの項目について解説していきましょう。

収入

基本的に年収400万円以上であれば、高得点です。
300万円から200万円まではその他属性との総合的な判断となり、100万円未満の場合は足切りの可能性があります。

提出書類をもとに確認されるため、虚偽報告は間違いなく判明しますので、正直に入力しましょう。
ただし、正確に覚えていない方も多いので、常識の範囲内のズレは許容されるようです。

勤務先の分類

点数の高いほうから

  1. 公的機関
  2. 法人企業
  3. 個人企業

となります。

安定している職業がより高得点を得られるため、国家公務員がもっとも高い得点となります。
同じ法人企業でも中小企業より大企業のほうが高得点となります。

他社からの借入れ件数

審査で重要視されるのは借入れ総額よりも借入れ件数です。
総額が同じでも件数が多いほうが、お金の管理能力が低いとみなされます。

何件までとは一概に言えませんが、2~3件までなら問題ないようです。
ただし、消費者金融の場合は3件超えると難しいようです。

なお、住宅ローンやマイカーローンなどの担保付き借り入れやクレジットカードによるショッピングは含まれません。

他の属性も軽視は禁物!

以上が、属性の中でも重要視されると言われているものですが、その他の属性も得点化されて総合点で判断されますので、軽視してはいけません。

その他の属性について、簡単に紹介しましょう。

職業に関する情報

▶勤務先名

帝国データバンクに掲載されているかどうかによって、判断されます。
帝国データバンクに掲載されていなければゼンリンの住宅地図などが調べられます。
こちらにも載っていなければ相当不利になります。

▶勤務先の業種

サービス、金融、運輸などで、業界の安定性などが判断されますので、その時の経済状況によって得点の高低が変わります。

▶勤務先の規模

上場状況資本金などが勤務先の安定度を測る指針となります。点数の高い順に、

  1. 上場企業や外資の大手企業
  2. 非上場(資本金5億以上)
  3. 非上場(資本金1億以上)
  4. 非上場
  5. 非法人

となります。

▶雇用形態

安定しているものほど高得点を得られます。点数の高い順に、

  1. 正社員
  2. 派遣社員
  3. 契約社員
  4. パート/アルバイト
  5. 事業主

となります。

▶勤続年数

勤務年数は長いほど高得点となります。

2年以上あれば良いとされ、10年以上であれば充分な得点です。
1年未満では審査に通りにくいと言われています。

▶職種

多くの場合ホワイトカラーと呼ばれる職種の方が高得点です。
逆に工員や風俗店など離職率の高い職種は低い得点となる傾向があります。

▶役職

部長、係長などの管理職かどうかが得点の高低に関わります。

▶収入の形態

大きく分けて固定給と歩合給があり、2つを組み合わせた給与体系もあります。
安定的な収入のある方が好まれます。

本人に関する情報

▶年齢

基本的には高いほど高得点ですが、一般的な定年年齢の60歳に近づくと下がってきます。

▶性別

他項目との総合的な判断に使用されているようです。

▶婚姻状況、子供の有無、同居家族の有無

結婚しているかいないか、子どもがいるかいないか、両親等と同居しているか?などで、返済に回せるお金の自由度、社会的責任の有無などが測られます。

独身で親と同居というのが最も高い得点を得られ、独身で一人暮らしがもっとも低い得点となります。

▶健康保険の種類

健康保険の種類によって勤務先の規模や安定度がわかります。
点数の高いほうから、以下のようになります。

  1. 共済保険(公務員であることがわかる)
  2. 組合保険(大手企業に勤務していることがわかる)
  3. 社会保険(中小企業に勤務していることがわかる)
  4. 国民保険(自営業、アルバイト、パートであることがわかる)

となります。

▶最終学歴と卒業年月

大卒か高卒か、卒業してから働くまでの期間などを見られます。
大学(あるいは大学院)卒業後すぐに働いていると高得点を得られるでしょう。

住居に関する情報

▶住居の種類

資産価値が高いほど、高得点となります。点数の高い順に、

  1. 一戸建て
  2. マンション
  3. 公団住宅

となります。

▶住居の保持形態

引っ越しのしにくいものほど高得点となります。

  1. 持家
  2. 社宅
  3. 賃貸
  4. 公営住宅

公営住宅は低所得者層であることが多く、回収リスクが高いと判断されるようです。

▶居住年数

一つの場所に長く住んでいるほど高得点です。
これからもそこに住み続ける可能性が高いからです。
1年未満は低得点となります。

▶電話番号

以前は固定電話を持っている方が高得点でしたが、今では携帯電話のみでもそれほど大きな得点差はないと言われています。

▶住居経費額

家賃、住宅ローンの返済額などによって、返済に回せる金額が変わるため、その金額が小さいほど得点は高くなります。

借入に関する情報

▶他社からの借り入れ限度額

消費者金融のキャッシングは「総量規制」の対象となりますので、他社からの借入れ限度額と今回申込む希望限度額の合計が年収の3分の1以下でなければいけません。

銀行カードローンは総量規制の対象ではないので、この制限はありません。

▶希望限度額

消費者金融のキャッシングの場合は、上記のように、他社からの借入れ限度額と今回申込む希望限度額の合計が年収の3分の1以下でなければいけません。

銀行カードローンの場合は総量規制の対象ではないので、そういった制限はありませんが、収入と比較して余りに大きな金額は、審査に通りません。
無理なく返済できる金額で申込みましょう。

▶借り入れたお金の用途

教育資金や冠婚葬祭費用など、一時的にまとまったお金が必要になることの多い用途の方が高得点となります。
逆に生活費などはあまりよくありません

以上、説明させていただきましたが、スコアリングについては、基本的に回収リスクの低い人が高得点であることがおわかりになるでしょう。

上記の内容を頭に入れておけば、

  • 勤続年数1年未満であれば、もう少し待って1年を超えてから申し込む
  • 引っ越しの予定があるなら、その前に申し込む

などの工夫をすることで良い結果に繋げられることもあります!

この後の審査の流れ

冒頭でも説明しましたが、審査の流れは

  1. スコアリング
  2. 信用情報による審査
  3. 在籍確認本人確認書類の確認

となっています。

属性によるスコアリングが終わると、次のステップの「信用情報(過去の借入・返済などの情報)による審査」に移ります。

次のページで詳しく説明します。
信用情報による審査

なお、この信用情報はクレジットヒストリーとも呼ばれ、金融関連に関わる個人の信用に関わる情報です。

因みに、米国では、このクレジットヒストリーを元に信用情報機関が個人の信用力を計る「クレジットスコア」というものを算出しており、それがクレジットカードやローンの審査のみならず、就職や賃貸物件の入居など生活全般でも利用されるようになっています。

編集部まとめ

今回は、
・申込みフォームに入力した職業や家族などの情報が「属性」
・この属性を点数化して合計点を算出するのがスコアリング
ということを説明しました。

収入、勤務先の分類、他社からの借入れ件数といった項目は特に重要で、足切りの場合もあるので要注意です。