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リボ払いの種類とメリット・デメリット

最近、クレジットカードがやたらに利用をオススメしてくるリボ払い

ちょっと便利そうだし、リボ払い設定をつけると入会キャンペーン時のキャッシュバック額が増えたりして、何となくお得そうなイメージもありますよね。

でも、「リボ払い」がいったいどういったものなのか、明確に理解している方は少ないのではないでしょうか?

今回は、リボ払いのシステムから、本当にお得なのかまでを、編集部が分かりやすく解説していきます!

リボ払い

リボ払いの種類

リボ払いとは「リボルビング払い」の略称で、クレジットカードやカードローンにおける返済方式のひとつです。

一括払い、3回払い、10回払い…などと、返済回数を指定する従来の「分割払い」とは異なり、利用額に関わらず「毎月一定額」を返済していきます。

一定額なら、極端な話「毎月の返済日に1円ずつ返していけばいいの?」と思われるかもしれませんが、「最低返済額3千円」のように一応のルールが設定されています。

種類

リボ払いの種類はざっと、以下の8種類にわけられます。

  1. 元金定額リボルビング方式
  2. 元金定率リボルビング方式
  3. 元利定額リボルビング方式
  4. 元利定率リボルビング方式
  5. 残高スライド元金定額リボルビング方式
  6. 残高スライド元金定率リボルビング方式
  7. 残高スライド元利定額リボルビング方式
  8. 残高スライド元金定率リボルビング方式

種類が多岐に渡るうえ、耳慣れない難しい言葉ばかりですね。
このことが「リボ払い=難しそう」というイメージにつながっているようです。

けれど、よくよくこの8種類を見てみると、5つのキーワードが繰り返し使われていることに気が付きますね。

  • 元金
  • 元利
  • 定額
  • 定率
  • 残高スライド

このたった5つの方式を組み合わせたものが、リボ払いの正体なのです。

それぞれのキーワードを理解すればリボ払いはもう難しくありません!
ここから、ひとつひとつの意味をじっくり理解していきましょう。

【元金】方式とは?

リボ払いがそもそも、「毎月一定額を返済する」支払方法であることは冒頭で説明しましたね。
元金方式とは「返済額+利息」を毎月支払っていく方式です。

例えば、毎月の返済額が1万円、利息分が50円の場合、毎月支払うのは、
返済額1万円+利息50円=10,050円
となります。
そして、1万円は全て元金返済に充てられます。

【元利】方式とは?

次に元利方式を見ていきましょう。
こちらは、毎月の返済額の中に利息が含まれている方式を指します。

例えば、毎月の返済額が1万円、利息分が50円の場合、毎月支払うのは1万円です。

その中には利息分50円も含まれているので、実際に元金返済に充てられるのは毎月、
返済額1万円-利息分50円=9950円
となります。

【定額】方式とは?

毎月の返済額を具体的な金額で固定して支払う方式を定額方式と呼びます。

例えば100万円の借り入れをしたとして、「毎月1万円を返済していく」と固定した場合、1万円の返済を最後まで続けていくのが定額方式です。

返済が進み、利用残高に変化があっても、返済の額はずっと変わらず1万円です。

【定率】方式とは?

一方定率方式は、毎月固定の額を返済していくわけではありません。
毎月の返済額は、利用残高の○○%、というように割合で決定していきます。

このため、毎月返済する額は利用残高の変化に合わせて変動していきます。
固定されているのは返済額ではなく、○%という返済割合の部分です。

例えば100万円の借り入れをしたとして、「利用残高の10%の手数料率で毎月返済していく」と決めるのが定率方式の考え方です。

返済が進めばそれだけ利用残高が減りますから、返済額も少しずつ少なくなっていくというわけです。

ちなみに、返済が進み利用残高が減っても、返済率は変わりません。
残高に対して10%の手数料率の割合でずっと返済していくことになります。

【残高スライド】方式とは?

最後に少し難しいのが、残高スライド方式です。
これは、定額方式と定率方式の折衷とも言える返済の仕方で、銀行カードローンの返済方法としてよく使われています。

その時の借り入れ残高に応じて一定の返済率が決まっているため、残高によって返済額が変わってくる方式です。
定率方式との違いは、借入残高の変動にともない返済率も変わってくる点ですね。

例えば100万円の借り入れをしたとしましょう。
そしてカードローン会社側では、借入残高50万円~100万円の場合の返済率を10%、50万円以下の返済率を15%と決めているとします。

この場合、借入残高が50万円になるまでは10%を返済し続けます。
返済が進み、借入残高が50万円になった段階で、返済率が15%に変わり、完済まで15パーセントの割合で支払いを続けることになるのが残高スライド方式です。

いかがでしょうか。ひとつひとつの定義の意味、お分かりいただけましたか?

ちょっと整理

「元金定額リボルビング方式」は、【元金】制度+【定額】制度の返済方法ですから、毎月支払うのは決められた返済額+利息分。
そして支払額は「毎月定額」ですね。毎月の返済額が1万円、利息が50円なら、10050円定額を毎月払っていきます。

「元利定率リボルビング方式」は、【元利】制度+【定率】制度の返済方法ですね。
毎月の支払額の中には利息が含まれています。
そして支払額は借入残高に対して固定の割合で決まります。

例えば、借入残高に対して10%の手数料率の割合で返済をしていく場合、借入残高100万円時点での支払い額は10万円。

しかしこの中には利用者が負担することになる利息分(金利手数料)が含まれています。
よって、純粋に元金返済に充てられるのは、10万円から利息を引いた額となります。

また、返済が進み、借入残高が50万円まで減った時点での支払額は50万円の10%で5万円。
ここから利息を引いた額がその月の元金返済充当額となります。

「あとからリボ」ってどんなもの?

堅苦しい話が続いたので、少しやわらかい話で頭を休ませましょう。
「あとからリボ」というサービスのご紹介です。

こちらはその名の通り、通常のクレジット支払い分を、後からリボ払いに変更できるというサービス。

例えば、クレジット払いで高額な買い物をしてしまったけれど、後になって冷静に考えてみたら支払いできるか不安になってしまった…なんて時にはとても便利です。

私が利用しているクレジットカード会社からも、毎月、締切日の前になると以下のようなメールが送られてきます。

今月のお支払い金額を調整したい方へ
「あとからリボ払い」をご案内いたします!
変更は【20日22時まで!】
※ショッピングリボ払いをご利用いただくと包括信用購入あっせんの手数料(以下リボ手数料)がかかります。

上記のように、後で一括払いからリボに変更する際は、締切日があるので、その点はご注意ください。

リボ払い専用カード

クレジットカード関連の話で言うと、カードの中には「リボ払い専用カード」というものも存在しています。
これはその名の通り支払い方法としてリボ払いしか選択できないのです。

大半の人にとっては「使いづらいクレジットカード」で人気もありませんので、間違ってお申し込みしないようお気をつけください!

分割払いとリボ払い、違いはここ!

  • 最初に決めた支払回数に分けて支払いを行うのが「分割払い」
  • 毎月の支払金額が定額になるのが「リボ払い」

ここまで読んでいただけていれば、もうお分かりですね。

さて、支払回数や金額の違いだけでなく、両者の違いでもう一点重要なポイントがあります。
それは「金利」です。

分割払いもリボ払いもローンの一種ですので、金利(手数料)がかかります。

詳しくはそれぞれのカード会社によって変わってきますが、一般的にはリボ払いの方が分割払いより金利が高い傾向にあります。

例えば、リボ払いの場合は「実質年利15%」のように、利用金額に関わらず金利が固定されているケースが多いです。
一方で分割払いの場合は、支払回数によって金利が変わります。

多くの場合2回払いまでは金利がかからず、それ以降はだいたい「12%~14.75%」となっています。
支払回数が短いほど金利は低くなりますので、短期での支払いを想定しているなら分割払いの方が金利的にはお得と言えますね。

手数料率の相場は?

リボ払いの手数料率は、各社ほぼ横並びで統一されていて「18.0%」が相場となっています。

18%というと、消費者金融でお金を借りる時の金利とほぼ同じです。

クレジットカードの場合は特にですが、リボ払いの方がキャッシングよりも心理的な抵抗感が薄いですから、各社は「あとからリボ」などのサービスを開発して利用を促進しているのですね。

ですが「リボ払い怖い><」というイメージが普及していることもあって、クレジットカードの一括払い(マンスリークリア)に対して、リボ払い残高は1割ほどしかないそうです。

押さえておこう!リボ払いのメリット・デメリット

最後に、リボ払いのメリットとデメリットをまとめておきましょう。

メリット

(1)リボ払いの最大のメリットは、なんといっても月々の返済額をほぼ一定額にできること。
これは、家計管理に大変役立ちます。

たとえば、公共料金の支払いや日々の買い物などでクレジットカードを使用すると、一括払いでは月によって返済額に差が出てきます。

また、カードの加盟店によって、翌月や翌々月など請求月にもばらつきがあるため、忘れた頃に請求が来てその額に驚くこともありますね。

リボ払いならばそんな心配は無用!
どれだけ使っても毎月の返済額はほぼ一定に保たれていますので、家計の管理がしやすくなります。

返済が一定

また家計では、支出が多い月もあれば収入が多い月もあります。
保険や税金の支払いなどでガッツリ取られて支出が多く、かつノー残業デーばかりで収入が少ないような、いわゆるピンチの月もありますよね。

そういった月に高額のカード請求が来ると家計がさらに圧迫されてしまいますが、リボ払いを使えばそれを防ぐこともできます。

(2)嬉しいことに、収入が多い月には繰り上げ返済をすることもできます。
自分自身で支払額を調整することができるため、返済計画が大幅に立てやすくなります。

(3)さらに、リボ払いの利用に様々な特典を付けているクレジットカードもあります。
例えば年会費の値引きや、ポイント還元率のアップなど。手持ちのカードのリボ払い特典が気になる方は、一度調べてみるといいでしょう。

見過ごせないお得な特典がついているかもしれません。

デメリット

(1)一方で、「毎月の返済額が一定である」ということは、デメリットにもなりえます。
利用金額が増えても毎月の返済額がかわらないということは、その分、返済期間が長引くということです。

(2)当然ながら返済期間が長引くほど、負担する利息(手数料)の額も大きくなっていきます。

返済が長期にわたりなかなか終わらない、その間にもまた新たな借り入れをしてしまい、雪ダルマ式に借金が増えてしまう。
リボ払いにはそういった恐ろしい一面もあるのです。

(3)また、返済額を毎月一定にできることにより、現在の利用残高や完済までの期間、利息の総額などを把握しにくくなってしまうこともリボ払いの落とし穴です。

借金をしているという感覚がなくなってしまうと大変危険。
まさしく、「ご利用は計画的に」がリボ払いの鉄則といえるでしょう。

編集部まとめ

リボ払いの仕組みは本当に難しいですね。

ですが、少なくとも覚えておかないといけないのは、毎月の返済は少なく感じるけど、実は返済していない金額には利息(手数料)が発生してしまうというデメリット部分です。

なので、あまり大きな額を、長期間に渡ってリボ払いで返済していくことはお勧めできませんので、その点を意識して上手く使いこなしてみてください!