1. ホーム
  2. カードローン・キャッシング
  3. おまとめローン
  4. ≫おまとめローンと債務整理、どちらを選ぶ?

おまとめローンと債務整理、どちらを選ぶ?

金欠のタムラくん

複数の借入先からの借金で辛いよ~
なんとか楽になる方法はないかな。

ラッキーくん

多重債務の打開策として考えられる方法には

  • おまとめローン
  • 債務整理

の2つがありますが、どちらがよいか迷ってしまいますね。

ここでは、おまとめローンと債務整理のそれぞれの特徴を説明したうえで、どちらを選べばよいか解説していきます。

おまとめローンと債務整理で何が違う?

「おまとめローン」「債務整理」それぞれの特徴について簡単にまとめると、

  • おまとめローン:自分で返済し続ける方法で、信用情報に傷はつかない
  • 債務整理:借金の負担が軽減される代わりに、信用情報に傷がつく

となります。

債務整理には4つの方法があるので、その違いも含めて表にまとめると以下のようになります。

おまとめローン 債務整理
任意整理 特定調停 個人再生 自己破産
利息は減る? 金利が下がれば、月々の支払いが減る。

返済期間を変えなければ、最終的に支払う利息も減る。

和解成立後の利息が免除される
元本は減る? 元本は減らない 住宅ローン以外の元本の8割免除 全財産が返済に充てられ、足りない分は免除
住居の扱い 残る 残らない
信用情報 登録されない 登録される
官報 載らない 載る 載る
(破産者名簿にも)
その他 借金の経緯がわかりにくくなり、過払い金請求の妨げになる

また借入れできるため、同じ失敗を繰り返してしまうリスクがある

過払い金があれば戻ってくる可能性がある

それでは、表の中身について説明していきます。

おまとめローンの特徴

おまとめローンの特徴は以下のようになります。

  1. 複数の借金をひとまとめにする
  2. 実質年利率が下がる可能性が高い
  3. 借金が減ったり、無くなったりすることはない

一つずつ解説します。

(1) 複数の借金をひとまとめにする

「おまとめローン」は、複数の返済先の借金をひとまとめにするために、銀行や消費者金融1社から借り換えて返済し、その後は借り換え後の1社への返済を続ける方法です。

銀行や消費者金融からの借金は毎月1回返済しますが、その日付は会社ごとに異なるので、数社から借りていると、返済日がA社は5日、B社は20日、C社は30日というように、毎週のように返済に追われてしまいます。

そうなると、借金があとどれくらい残っているのかを把握することも難しくなり、精神的にも追い詰められます。

おまとめローンは、そんな複数の借金を返済するためのお金を1社からまとめて借りて元の借入先に返済するので、借り換え後は返済先が1社、毎月の返済回数も1回となり、返済の手間も減り、残高も把握しやすくなり、精神的にも余裕が生まれます。

(2) 実質年利率が下がる可能性が高い

借入れ金額が高額になるため、借り換え後の実質年利率が低くなるケースが多く、そうなると毎月の利息の金額が少なくなります。

元の返済期間と同程度の期間で返済するのであれば、当然、最終的に支払う利息の総額が少なくなります。

毎月の返済額が減り、自由に使えるお金が増えるので、それを返済に充てればさらに早く借金を返し終わります。

(3)元本が減ったり、無くなったりすることはない

ただし、借り換えるだけなので、元本(借りたお金で、利息などを含まない金額)を減らす効果は基本的にありません

(4)借金の経緯が分かりにくくなる

「おまとめ」してしまうと、元の借金の経緯がわかりにくくなり、過払い金の有無を確認するのが難しくなります。

なので、後で説明しますが、おまとめローンを選んだ場合も、申込む前に、過払い金のチェックはしておきましょう。

債務整理の特徴

債務整理の特徴は以下のようになります。

  1. 和解成立後の利息が免除される
  2. 元本が減る方法もある
  3. 信用情報に傷がつく

(1) 和解成立後の利息が免除される

「債務整理」は、債権者との交渉や裁判所の決定によって借金の負担を軽減する方法です。

「任意整理」「特定調停」「個人再生」「自己破産」という4つの種類がありますが、どの方法であっても、将来利息(和解成立日から完済までに発生する利息)が免除されます。

つまり、交渉や裁判所の決定が終わった後の返済においては、利息を支払わなくてよいということです。

利息の支払いが免除されるため、返済すべき金額がわかりやすく、また確実に減っていきます。

(2) 元本が減る方法もある

方法によって割合は異なりますが、元本を減らす効果もあります。
特に自己破産の場合、きちんと手続きを進めることができれば、最終的には借金をゼロにすることが出来ます。

(3) 信用情報に傷がつく

債務整理のデメリットはなんといっても「信用情報に傷がつく」ということです。

「債務整理を行った」という「事故情報」が保存されると、数年はお金を借りることができません

カードローンやキャッシングだけではなく、住宅ローンやカーローン等も組むことができなくなります。

債務整理の種類

上でざっくりと債務整理の特徴を説明しましたが、債務整理には、以下の4つの方法があります。

  • 任意整理:債権者と話し合って借金を減らす
  • 特定調停:債権者と裁判所で話し合って借金を減らす
  • 個人再生:住宅ローン以外の借金を減らす
  • 自己破産:財産をすべて借金に充て、残りは免除

任意整理・特定調停

任意整理と特定調停は、話し合いを裁判所で行うかどうかが違いますが、効果はほとんど同じです。

成立した後の返済において利息の支払いが免除されますが、元本の減額は基本的に行われず、一般的に3年間で借金を返済します。

財産を強制的に処分されることはありません。

信用情報に「任意整理をした」あるいは「特定調停をした」ことが記録されますが、官報には載りません。

個人再生

任意整理・特定調停と自己破産の中間的な方法です。

住宅ローン以外の借金の約8割が免除されるので、大幅な減額です。

自己破産が財産すべてが借金の返済に充てられるのに対し、個人再生の場合、住居は残ります

ただし、信用情報に「個人再生をした」ことが記録され、官報にも載ります。

自己破産

自己破産は、借金を一気にゼロにします。

財産(20万円以上のもの)はすべて返済に充てられ、それでも返済できない分は免除されます。

その代わり、信用情報に「自己破産した」ことが記録され、官報および破産者名簿にも載ります。

「おまとめローン」or「債務整理」、選ぶポイントは?

それでは、「おまとめローン」と「債務整理」、どちらを選んだらよいでしょうか?


これまで見てきたように、返済負担が軽減されるというメリットが大きければ大きいほど、信用情報に保存される、官報に載る、などのデメリットが大きくなりますね。

自分がどこまでの返済負担なら大丈夫か、ということがポイントです。

もし、おまとめローンでも十分に負担が軽減され、返済することが出来るのであれば、わざわざ信用情報に傷がつくというデメリットを受けてまで債務整理を行うこともありません。

まずは「おまとめローン」のシュミレーション

おまとめローンか債務整理か悩んでいるのでしたら、まずはおまとめローンでシュミレーションしてみることをオススメします。

信用情報に傷が付くと、5年、あるいはそれ以上の期間、カードローンやキャッシングだけでなく、住宅ローンやカーローン等を組むこともできなくなってしまいます。

近い将来、住宅ローンやカーローン等を利用したいと考えている場合、債務整理をするという選択肢はかなり慎重にならざるを得ません。

まずはおまとめローンのシミュレーションを行い、返済できる目途が立たない場合に債務整理、と考えてみましょう。

最近は金額を入力して簡単におまとめローンの返済計画を作ることができるサイトもありますので、そうしたサイト等を利用して、おまとめローンで十分に返済していくことができるのか調べましょう。

返済できる見込みがない場合は、無理せず専門家に相談を!

おまとめローンは信用情報等に傷がつかないのが魅力ですが、「おまとめローンでは十分に負担の軽減ができない」というのであれば、債務整理を選択する必要があります。

ぎりぎりの返済計画しか立てられない場合、結局返済できず、状況が全く改善しない可能性もあります。

また、「おまとめ」しただけで借金は減っていないにもかかわらず、月々の支払いが減ったことで安心して新たな借入をしてしまい、状況が前より悪くなる、というリスクもあります。

きちんと返済できる見通しが立たない場合、不安な場合は、無料相談などもありますので、無理せず、専門家に相談してみましょう。

おまとめローンを選ぶ場合でも過払い金のチェックはしよう

おまとめローンを選んだ場合、一つだけ注意しておきたいポイントがあります。
それは過払い金のチェックをすることです。

過払い金とは、法律の定める上限よりも高い実質年利率で支払った利息で、返してもらうように請求することができます。

一昔前は大手の消費者金融も違法に高い実質年利率を適用していたため、社会問題にもなりました。

今から10年以上前から借金していて、長期間返済していた人ほど高い金額を請求できる可能性があります。

過払い金が戻ってきた場合、元本が残っていればその返済に充てることができます。
返済に充てた上でまだ余った場合、もしくは既に返済を終えている場合には、現金で受け取ることができます。

「おまとめ」してしまうと、元の借金の経緯がわかりにくくなり、過払い金請求の妨げになってしまいます。

おまとめローンの担当者が気にかけてくれることはないので、申込み前に自分でチェックしましょう。

過払い金請求のタイミングに注意しよう

ここで注意しておきたいことは、過払い金請求のタイミングです。

過払い金請求は、債務整理のカテゴリーではありますが、他の4種類の債務整理とは違い、必ずしも信用情報に傷がつくわけではなく、2つのパターンがあります。

▶パターン1:過払い金>それに関わる借金の残額

過払い金のほうが、それに関わる借金の残額よりも大きい場合、つまり借金を完済できる場合は、信用情報に傷がつきません。

一時的に債務整理をしたことが信用情報に登録されることもありますが、完済された時点で削除されます。

借金の総額と借入件数が減ることで、おまとめローンの審査に通りやすくなります。

▶パターン2:過払い金<それに関わる借金の残額

一方、過払い金が、それに関わる借金の残高よりも小さい場合、つまり過払い金が戻ってきても借金が残る場合は、信用情報に傷がつきます。

例えば20万円の借金があって、過払い金が5万円だとするとその借金の残高は15万円になり、債務整理を行ったという情報が5年間登録されます。

過払い金をチェックしてみて、戻ってくる過払い金で完済できるという確信がある場合は、早く請求したほうがおまとめローンの審査にも有利ですが、完済できそうもない場合や不確実な場合は、おまとめローンの審査に通ってから過払い金請求をしたほうが無難です。

過払い金請求には10年の時効がありますが、それまでの間であれば完済した借金の借入先にも請求できます。

いずれにしても、おまとめローンの申し込みをする前に、自分の借金について過払い金がどれくらいあるのかをチェックしておくことは重要です。

編集部まとめ

おまとめローンと債務整理のどちらを選ぶかは、おまとめローンで返済できるレベルなのか、それとも信用情報に傷がついてでも返済負担を軽減したいレベルなのか、ということですね。

自分にあった選択をして、心機一転、新たな生活を始められるといいですね!