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金利、利率、利息、利子、実質年率の違いを徹底解説

カードローンでも何でも、お金を借りようと思ったら、借り入れる会社のホームページやパンフレット、広告を確認しますよね。

その際に、金融業界特有の専門用語が出てくると思うのですが、多くの方はそれに慣れていないため意味を把握せずに利用してしまっていると思います。

例えば、

  • 金利と利率
  • 利息と利子

の意味の違いが何か簡単に答えられますか?
貸金業にお勤めの方以外で、即答できる方なんてほとんどいないと思います。

ですが、これらをわからないままにしておくと、

  • お金を借りて返済額や返済期間を考えていく時
  • 銀行などの金融機関に行って住宅ローンや定期預金、積立型金融商品の利回りの話を聞いている時
  • 借金の返済ができず弁護士や司法書士から過払い金返還請求の説明を受ける時

などに、専門家から難しい法律用語を混ぜあわせて説明を受けることになります。

そして理解できなかったとしたら、後で借金を背負ったり貯金を減らす可能性があるのは結局自分自身です。

そこで今回は、お金を借りる時に出てくる「金利と利率」、「利息と利子」などの似ている言葉の意味についてあらためて確認していきたいと思います!

金利の意味

金利って何?

金利とは、お金を貸してくれる人に対して、あなたが支払わなければならない手数料(報酬)の金額の割合を表しています。

割合なので、1000円というような実際の額ではなくパーセントで表記されます。
言葉の説明だけだと難しいので、ちょっと具体的な例を挙げて見ていきましょう。

例えば、電車の中吊り広告やパンフレットを見ると、「金利5%~17%」というように、お金を借りた金額に対して、金利がいくら適用されるのかが表示されていますよね。

この数字は、実は年間の金利が示されていて、月額の金利はそこから12ヶ月分を割った数値になります。

つまり、あるカードローンの融資にかかる金利が12%だった場合には、
12%÷12ヶ月で、金利1%ということになります。

カードローン金利の相場は?

次に、カードローンやキャッシングの相場はどのようになっているのでしょうか?

三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行といった銀行が発行しているカードローンと、モビットやプロミスといった消費者金融が発行しているキャッシングでは、設定されている金利が異なっています。

相場は、

下限金利 上限金利
カードローン 3% 15%
キャッシング 5% 18%

のようになっています。

キャッシングとカードローンではどちらが低金利?

それでは、カードローンとキャッシングでは、どちらの方が低い金利となるのでしょうか?
上記でも見て頂いたように、キャッシングの方が上限となる金利が高くなっています。

低い金利が同じなんだから、収入があって問題の無い人にとっては、あまり変わりが無いと思いますか?

実はそれは違った解釈になります。
カードローンやキャッシングでは、100万円未満の借入となると、だいたい上限に設定されている利率が適用されます。

そのため、ほとんどの借り手に対して、

  • カードローンであれば15%
  • キャッシングであれば18%

の上限金利が適用されることになるのです。

この下限金利は、めったなことがない限り、なかなか適用されないものと思っておいてください。

金利の決まり方

金利には「3%~18%」という幅がありますが、自分がお金を借りる時に、どのように決められるものなのでしょうか?

実は借入を行う限度額によって金利が変化していきます。
どういうことかというと、借入限度額が大きくなればなるほど、適用される金利も低くなっていくのです。

例えば、借入限度額は以下のような設定内容が一般的ですね。

借入限度額 金利
100万円未満 18%
100万円以上200万円未満 15%

よく、複数の業者から借入をしている場合は、「おまとめローン」等を利用して1つにまとめると得をすると言われるのは、利用限度額が大きくなることによって金利を低くすることができるからなんですね。

利率とは?

金利と同じように、「利率」という言葉が使われますが、意味合いとしては同じものになります。

利息って何?

利息とは、お金を貸してくれた人に対して支払う費用のことです。

あなたが銀行にお金を預けていると、ほんのわずかではありますが、利息が支払われることがありますよね。

それは、あなたが預けたお金(預金)に対して、銀行が支払う利率から利息を計算して支払いを行っているのです。

同じことが、カードローンやキャッシングの際にも逆バージョンとして適用されています。

それでは、実際に例をあげて考えてみましょう。
条件は下記のように設定します。

条件

  • 適用される金利は15%
  • お金を借りた金額は30万円

上記のような条件の場合、お金を借りる人は、毎月どれくらいの金利を支払わなければならないのでしょうか?

まずは、年間にかかる利息額を計算します。
元本の30万円 × 15%(0.15) = 4.5万円

そして、年間にかかる利息を月間の数字に変換していきます。
4.5万円 ÷ 12ヶ月 = 3,750円

よって、この条件の場合、あなたが毎月支払う利息は「3,750円」ということになります。

30日間無利息キャンペーンとは?

消費者金融ではよく見られるのですが「30日間無利息キャンペーン」というものが行われています。

無利息キャンペーン

すべての消費者金融で行われているわけではありませんので、ご注意くださいね。

「30日間無利息キャンペーン」とは、初めて消費者金融に申し込みをして審査を通過し、借入契約を結んだ利用者を対象に行われているキャンペーンです。

借入契約を結んだ日から30日間は、どれだけお金を借りても、その期間にかかるはずの利息が無料になるという内容です。

30万円を借りると仮定すると、先ほどの計算で3,750円の利息が免除となります。
お得なキャンペーンなので、有効に活用したいものですね。

利子とは?

「利息と利子」という言葉は同じような意味で語られることが多いですが、実際はそれらは同じような意味合いになっています。

実質年率って何?

金利と同じような意味合いで、「実質年率」という言葉が使われる時があります。

これは利用者が特別に意識をする必要が無いのですが、提示する金利の中に「審査や申し込みに対する対応などの費用も含めていますよ」ということを表しています。

具体的には、カードローンや消費者金融が提示している実質年率は、金利に保証料を加えられた数字であることが多いです。

例えば、金利13%、保証料が1.2%だとすると、実質年率は14.2%になるということです。

利息の計算方法

実質年率の利息計算は、返済を済ました額を借入残高(元金残高)から引いた後に計算します。
つまり返済すればするほど、利息の額が小さくなっていくということですね。

  • 適用される金利は12%(月利1%)
  • お金を借りた金額(元金)は5万円
  • 毎月1万円ずつ返済

という条件で、実質年率を元にして利息額を計算してみます。

するとこのような↓結果になります!

  1. 1回目の返済:残高5万円×1%=500円
  2. 2回目の返済:残高4万円×1%=400円
  3. 3回目の返済:残高3万円×1%=300円
  4. 4回目の返済:残高2万円×1%=200円
  5. 5回目の返済:残高1万円×1%=100円

アドオン率との違い

「アドオン率」という言葉も、カードローンやキャッシング会社が使うことがあります。
意味的には実質年率と対比している言葉と覚えておいてください。

対比とはどういう意味なのかを説明する為に、上記の実質年率と同じ条件で利息計算してみます。

するとこのような↓結果になります!

  1. 1回目の返済:元金×1%=500円(残高5万円)
  2. 2回目の返済:元金×1%=500円(残高4万円)
  3. 3回目の返済:元金×1%=500円(残高3万円)
  4. 4回目の返済:元金×1%=500円(残高2万円)
  5. 5回目の返済:元金×1%=500円(残高1万円)

このように、アドオン率を採用している場合は、返済して借入残高が減っていっても、利息計算は最初の元金を元に計算されてしまうのですね。

上記の比較を一見すると、「減った後の残高を元に計算する実質年率の方が有利じゃん?」と思われるかもしれません。

ですが、実際の表記は、

  • 実質年率18%
  • アドオン率3%

のような感じで使われます。

つまり、アドオン金利の場合は最初から数字が低めに設定されているので、結局は実質年率で計算した場合と同じような利息額になるのです。

なのでどちらが有利・不利という話ではないのですが、アドオン率の数字の低さを見て「低金利だからお得!」と誤解しないことが重要となります!

年利とは?

年利は「年率」と似たような意味合いで使うものとご認識ください。
実質年率のことを「実質年利」と呼ぶこともあるくらい同じ使われ方をします。

編集部まとめ

今回は「金利とか年率、利率」などの紛らわしい金融用語を解説しました!

実施にカードローンやキャッシングを利用する時は、「金利と利息」の違いだけわかっていれば、それほど困ることはありません。

スマホがあれば、調べたい時にいつでも調べられるので、それほど事前知識が無くても困らないと思います!