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困った時に安く借りられる!「自治体提携ローン」

金欠のタムラくん

友だちの結婚が続いて、出費がかさんで困った…
カードローンやキャッシングより安く借りられる方法はないかなあ。

ラッキーくん

地方自治体と金融機関が提携して資金融資を行う「自治体提携ローン」なら、条件が合えば安く借りることができますよ!

自治体提携ローンって何?

自治体提携ローンとは、地方自治体と中央労働金庫(ろうきん)や信用組合等の金融機関が提携して行う資金融資です。

メリットとしては、

  • 自治体が窓口のため低金利
  • 保証人不要であることが多い

デメリットとしては、

  • 資金の用途によって融資対象・融資限度額・期間が決められている
  • 手続きに時間がかかることもあるので、急ぎの場合には向かない

ことが挙げられます。

県で実施しているものと市で実施しているものがあり、内容も生活資金、教育、介護、育児、環境など、自治体ごとに異なるので、お住まいの地域でちょうどよい自治体提携ローンがあるとは限りませんが、ちょうどよいローンがあれば検討の価値ありです。

ここでは、

  • 東京都の「中小企業従業員生活資金融資制度」
  • 千葉県の「労働者福祉資金融資制度」

をご紹介します。

東京都の「中小企業従業員生活資金融資制度」

東京都の「中小企業従業員生活資金融資制度」は、都内に住んでいて中小企業に勤めているか、都内の中小企業に勤めている方が利用できる貸付制度です。

次の3つの分野があり、いずれも、カードローンやキャッシングよりもずっと低金利で借り入れできます。

  1. 個人融資(さわやか)
  2. 子育て・介護支援融資(すくすく・ささえ)
  3. 家内労
  4. 働者生活資金融資

それぞれの融資について説明していきます。中小企業にお勤めなら

1.個人融資(さわやか)

結婚資金、引越費用、レジャーなど、一時的に資金が必要な際に利用できます。

貸付限度額は70万円ですが、医療・教育・冠婚葬祭・住宅の増改築費に関しては100万円となっています。
金利は1%台後半です。

返済期間は通常3年で、70万円を超える場合には5年です。
返済方式は元利均等月賦返済となります。

2.子育て・介護支援融資(すくすく・ささえ)

子育て介護に必要な様々な費用に充てることができる融資制度です。

対象者は以下のとおりです。

  • 妊娠中(本人又は配偶者)
  • 子育て期間中
  • 介護休業中
  • 要介護・要支援認定を受けた三親等以内の親族のいる方

「子育て支援」というと、小さい子どもをイメージしがちですが、対象が「20歳に達した日以後の最初の3月31日まで」となっており、大学進学、海外留学も融資対象となっています。

金利は1%台半ばで、貸付限度額は100万円です。

返済期間は据置期間後5年以内で、据置期間は以下のとおりです。

  • 子供が1歳半になるまで育児休業期間
  • 介護休業期間(最長12ヶ月)

返済方式は、元利均等月賦返済です。

3.家内労働者生活資金融資

対象者は、自宅を作業場としており原材料の提供を受け、製造や加工の仕事をしている方となります。

他にも以下のような条件があります。

  • 同一住所に3ヶ月以上居住し、6ヶ月以上家内労働に従事していること
  • 年収が税込みで600万円以下
  • 住民税をすでに納付していること

融資額は用途によって異なります。

  • 一般生活資金(応急的な生活資金)…70万円まで
  • 特例(医療費・教育費・冠婚葬祭費・住宅増改築費)…100万円まで
  • 特別生活資金(作業場の改善費・作業マシーン等の購入費・災害時の生活資金)…130万円まで

金利は1%台後半で、返済期間は5年以内です。

中小企業従業員生活資金融資制度の申し込み方法

都内にある中央労働金庫の本店や支店で申し込みが可能です。

都内の信用組合でも申し込みを受け付けていますが、信用組合では「子育て・介護支援融資(すくすく・ささえ)」のみの対応となります。

【受付対応時間】

  • 中央労働金庫:平日午前9時から午後5時まで(窓口は午後3時まで)
  • 中央労働金庫ローンセンター:午前10時から午後5時まで(土日も営業)
  • 都内信用組合:各信用組合による

中小企業とは?

普段何気なく使っている「中小企業」という言葉ですが、この制度においては以下のように定義されています。

  • 小売業なら…資本金・出資金が5,000万円以下、又は従業員が50人以下
  • サービス業なら…資本金・出資金が5,000万円以下、又は従業員が100人以下
  • 卸売業なら…資本金・出資金が1億円以下、又は従業員が100人以下
  • その他の業種なら…資本金・出資金が3億円以下、又は従業員が500人以下

千葉県の「労働者福祉資金融資制度」

千葉県在住で中小企業に勤めているか離職中の方が対象です。
「中小企業」の定義は上記の「中小企業従業員生活資金融資制度」の場合と同じです。

東京都の「中小企業従業員生活資金融資制度」は、都内在住でなくても都内で勤めていれば対象になりましたが、こちらは千葉県に住んでいる必要があります。

以下の3種類があります。

  1. 中小企業労働者生活安定資金
  2. 育児・介護休業者生活安定資金
  3. 離職者生活安定資金

それぞれの融資について説明していきます。

1.中小企業労働者生活安定資金

融資対象は「冠婚葬祭費・療育費又は分娩費・教育費・住宅の補修費・火災又は事故によりる損失に充てる費用等」となっており、日常の生活費ではなく臨時の出費が対象となっています。

貸付限度額は100万円、利率は3%程度(保証手数料含む)です。

返済期間は5年以内で、返済方法は元利均等月賦又は月賦・半年月賦併用です。

2.育児・介護休業者生活安定資金

育児・介護休業期間中の生活資金を借りることができます。

貸付限度額は

  • 休業期間3ヶ月以下:50万円
  • 休業期間3ヶ月超:100万円

となっています。

利率は2%台後半(保証手数料含む)です。

返済期間は5年以内(うち休業期間中は据置)で、返済方法は元利均等月賦又は月賦・半年月賦併用です。

3.離職者生活安定資金

離職者の生活を支えるもので、以下の2つがあります。

  • 日常生活費に充てる「一般生活安定資金」(貸付限度額30万円)
  • 臨時の出費に充てる「特別生活安定資金」(貸付限度額20万円)

対象者は、失業給付受給申請を行った方で、離職後18ヶ月以内であることが要件です。

利率は2%台前半(保証手数料含む)で、連帯保証人1名が必要です。

返済期間は3年以内(うち3ヶ月据置)で、返済方法は元利均等月賦です。

労働者福祉資金融資制度の申し込み方法

中央労働金庫の県内各支店・ローンセンターで申し込みが可能です。

問い合わせ窓口は、中央労働金庫各支店又は千葉県商工労働部雇用労働課となっています。

自分が利用できる自治体提携ローンを探す方法

さて、自治体提携ローンについて解説してきましたが、これを利用するには、まずは、自分が住んでいる都道府県あるいは市町村に自治体提携ローンがあるかどうか確認する必要がありますね。

検索エンジンに自治体名と「自治体提携ローン」を入れて検索できれば楽なのですが、なかなかそうはいかず…
比較的簡単な探し方を模索してみましたので、紹介します!

まず、以下の一覧から自分が住んでいる地域のろうきんを確認します。

  • 北海道
  • 東北
  • 中央(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県)
  • 新潟
  • 長野
  • 静岡
  • 北陸(富山県・石川県・福井県)
  • 東海(愛知県・岐阜県・三重県)
  • 近畿
  • 中国
  • 四国
  • 九州
  • 沖縄

 
次に、検索エンジンに「〇〇ろうきん 自治体」と入力して、まずその「ろうきん」が扱っている自治体提携ローンのページに行きます。

そのページで、自分の住んでいる都道府県・市町村の自治体提携ローンがあるかどうか、あればその内容についても見ることができます。

たとえば、埼玉県さいたま市であれば、「中央ろうきん 自治体」と入力し、中央ろうきんが扱っている自治体提携ローンのページに行き、そこで「埼玉県」や「さいたま市」のローンを調べることになります。

編集部まとめ

「自治体提携ローン」は、自治体によって内容がまちまちで、使いみちがかなり特化されたものもありますが、ご紹介した東京や千葉のように比較的幅広く利用できるものもありますね!

条件が合えば、安く借りられてお得ですので、ぜひ活用してください!